高校入試についての県教委の方との意見交換 その2

7月16日、神奈川民間教育協会という学習塾の団体の代表として神奈川県教委に様々な質問をしてきました。その質問と県教委の方の回答を掲載していきます。受験生、保護者の方に関係のある部分の応答が中心です。お答えいただいたのは、神奈川県教育委員会 教育局 教育監 岡野親 さんです。第2回は「入試問題について」「コロナ対応について」です。

高校入試 入試問題について

神奈川民間教育協会
「昨年度の入試の難易度はどの程度の想定内だったのか。たとえば、社会の平均点が42.57→ 58.2のような急激な変化は想定内なのか
県教委の岡野さん
いつも申し上げているように50点から60点の間におさまるような平均点を目指して作っている。この春は「社会はあげなければいけない」ということで作った。その結果がこの平均点のアップになった。
神奈川民間教育協会
あいかわらず国語はやさしく、英語との平均点の差が20点ほどになるがこのままなのだろうか // 難易度コントロールはうまくいったのか。一昨年お伺いした際は「平均点が50点に近づくように」と繰り返しおっしゃっていたが、今年の結果は狙い通りなのか否か // 以前の話では、5教科の平均点が5割程度になるように作成しているとのことであったが、今年度の国語の合格者平均はほぼ7割(69.1点)にもなる。これは適切だとの考えか
県教委の岡野さん
国語は易しすぎた。20点差はのぞましいとは思っていない。問題づくりはそう簡単にいかない。コントロールは難しい。とにかく50点から60点の間を目指して作っている。ただ、今春の入試の平均点は、国語をのぞいて近年ではもっとも良いところだったのではないだろうか。
神奈川民間教育協会
特色検査が(今年はちょっと難しすぎるものの)いい問題だということは分かっているが、果たしてこの検査が各校の「特色」を体現した選抜試験となっているのか // 特色検査の難易度と分量、平均点は今年度のものが適切だとの考えか。また特色の結果は、県教委の狙い通りなのか
県教委の岡野さん
率直に言って特色検査はちょっと難しすぎた。ただ、難しくすれば良いというものでもない。きちんと学力をはかりたい。歯ごたえがある問題をやらせたい。きちんと学習を積んできた子どもたちが受験しているのだから、それに応えるような出題をしたい。
神奈川民間教育協会
特色検査の実施方法(難易度・問題形式)について2020年度の結果を踏まえて何か変更の予定はあるか
県教委の岡野さん
特色に関してとくに変更の予定はない。

コロナ対応について

神奈川民間教育協会
来年の受験時期にもコロナが収まっていない可能性が高くなっております。受験校によっては意味の無い面接など、今期は受験校の判断でおこなわないなどの措置を執った方が良いと思います。差を付けないのに一日受験校に電車で行き、そこでまとめて控え室で待ち、面接をしてまた帰ってくる。感染の可能性が高まるだけで高校にも受験生にも何もメリットはありません
県教委の岡野さん
言いたいことは良くわかる。今年は密にならないように措置をとる。面接をやらない、というわけにはいかないので、コロナ対応をしっかりとしていきたい。withコロナの中でやっていきたい。
神奈川民間教育協会
結果発表は絶対にオンライン対応にすべきです
県教委の岡野さん
我々もオンライン対応にしたいが、お金がかかり、セキュリティ的にも今すぐというのは難しい。
神奈川民間教育協会
コロナ禍のために資料のともなわない生徒の募集枠が大きくなってしまい、その結果として2次選考枠が小さくなってしまうことはないのだろうか // 募集定員について。合格発表後のコロナ枠に関してはどこから捻出するのか
県教委の岡野さん
コロナ禍での2次選考枠の圧縮についてはありえない。追検査+追加の検査(コロナ対策)については定員の外枠でとる。2次選考を圧縮することはない。コロナのための追加検査は“それよう”の検査をやって合格者を決めていく。募集定員の外枠として「コロナ枠」のようなものを確保していく。他には影響はない。臨時休校にともなって資料がともなわない生徒というのはでないはず。中学校は12月までの評価はできると言っている。