2021年度神奈川県高校入試最新情報　その3　柏陽高校　鎌倉高校

神奈川全県模試 https://www.shingaku-kobo.com さんの資料をもとに、miyajukuの中3生が受験する可能性のある高校を中心に最新の県高校入試の様子を分析したいと思います。なお、近日中に県教委から「進学者動向」の発表があるはずです。その発表があればその結果も加えていきたいと思います。

第3回は「柏陽高校、鎌倉高校」です。

柏陽高校

今年度の全県模試で　第1志望と書いた生徒　▼19％　　第3希望までに柏陽高校を書いた生徒　▼22％

全県模試での合格者平均点

2020年　内申　126.5　　入試　443.4

2019年　内申　129.3　　入試　415.0

来春入試での割合　　学校成績 : 入試 : 面接 : 特色 = 3 : 5 : 2 : 2　　2次選考　入試 : 面接 : 特色 = 8 : 2 : 2

進学重点校4校のうちのひとつ。今春入試では1.5倍をこえる高倍率となっています。miyajukuからも進学したいという生徒がここ数年続いています。厚木よりも柏陽の方が自分に合っている、という理由からです。2017年に学校を訪問した時 https://miyajuku.com/blog-entry-30818/ の印象として、「柏陽高校の生徒たちは、とてもまじめで、おだやかな学校生活をおくっている、ということでした。翠嵐高校のように大学進学にとんがった学校でもなく、湘南高校のように部活や行事にとんがった学校でもなく、ごくごく「普通」に高校生活を「部活」も「学校生活」も「受験勉強」もきっちりとやっていこうという生徒が集まるのかな、という印象でした。」と書いていますが、志望する生徒たちの印象もそれに近いものがあるようです。今のところ全県模試で柏陽高校を志望校として書いている生徒は減っているようですが、1.4倍前後の倍率は出るでしょう。内申120で入試では430点以上は欲しいです。特色検査は、今春は1,2,3,6と最も多かったパターンでの出題。3 : 5 : 2 : 2の配点でもあり、特色検査で逆転も起きやすくなっている。特色への対策もしっかりとやっておきたいです。

鎌倉高校

今年度の全県模試で　第1志望と書いた生徒　△49％　　第3希望までに鎌倉高校を書いた生徒　△33％

全県模試での合格者平均点

2020年　内申　118.8　　入試　400.4

2019年　内申　120.6　　入試　372.6

来春入試での割合　　学校成績 : 入試 : 面接 : 特色 = 3 : 5 : 2 : 1　　2次選考　入試 : 面接 = 8 : 2 : 1 

進学重点エントリー校のひとつ。ここも人気のある学校です。miyajukuからも今春も進学者があり、来春入試でも志望者がいます。江ノ電の「鎌倉高校前駅」からのオーシャンビューは外国人観光客にも人気です。県内では希望ヶ丘高校に次いで広い敷地の学校ですが、校舎の多くが耐震工事中で、プレハブの建つ校庭の利用はしばらく制限されるようです。今春入試での1.22倍という落ち着いた倍率はそうしたことが影響したのでしょうか。来春入試に向けては、全県模試で志望校に鎌倉高校と書いた生徒が大幅に増えています。このままいけば1.4倍〜1.5倍という高倍率になるでしょう。全県模試での鎌高志望者の内申平均も偏差値も大きくアップしています。内申120前後で400点以上の入試得点は間違いなく必要でしょうし、倍率次第ではさらに入試得点での上乗せが必要になるかも知れません。今春の特色検査は、1.2.3.7という選択でした。7は横浜翠嵐や厚木などと同じでした。とりあえず 3 : 5 : 2 : 1 ですし、特色については問1と2をしっかり得点出来るようにしたいです。