志願変更後の倍率を見てのボーダー予想

今日は私立高校の受験日です。といっても、多くの私立高校がコロナ禍の中で「書類選考入試」となり、筆記試験を実施する学校は少なくなっています。そうした筆記試験をおこなう学校も「基本的には12月に合格は確定している」ので、今日の入試の得点で合否が決まるというものではありません。もちろん筆記試験を受ける生徒は、真剣に問題に向き合うことが大切です。

さて、志願変更後の確定倍率が発表になりました。このあと一部の「当日の入試で合否が決まる私立高校」の入試を受験して合格が決まり、当日欠席をする小数の生徒をのぞいてこの倍率で15日の入試がおこなわれることになります。今回は、大胆に「昨年春の入試と難易度が同じぐらいだった場合のぎりぎりのボーダー」を予想したいと思います。うちの塾の生徒が受験する学校のみ、あくまでもmiyajuku塾長の私見です。

柏陽高校 425人→434人 +9人 1.36倍(昨年/1.62倍) 

予想通り9人増でとどまりました。ただ、この9人は湘南や横浜翠嵐から動いてきたものと考えられるので高い実力をもつ生徒と考えて良いでしょう。といっても受験後取り消し者も15人~20人はいるはずなので、倍率は1.3倍ちょうどに落ち着くでしょう。1次選考のボーダーは「内申/130、入試/430点、特色/55点」とみて良いでしょう。2次選考のボーダーは「入試/440点、特色/65点」がぎりぎりというところでしょう。昨年の面接点はほぼ全員が72点です。

鎌倉高校 517人→454人 -63人 1.43倍(昨年/1.24倍) 

減りましたね。北陵や江南に移ったのでしょうか。それでも高倍率なことに変わりはありません。内申点が120前後で390点越え、特色検査は50点が1次選考のボーダーと思われます。2次選考のボーダーラインは昨年度ならば380点台だったでしょうが、今年の倍率なら390点台後半は欲しいところではないでしょうか。昨年の面接点はほぼ全員が84点です。

座間高校 347人→338人 -9人 1.22倍(昨年/1.40倍)  

さらに減りましたね。少し増えると思っていたのでちょっと意外でした。内申が115を越えていて350点前後が1次選考のぎりぎりのボーダーラインでしょう。330点台は厳しい結果になります。内申が低くて2次選考勝負になりそうな生徒は360点前後の得点が必要だと思って下さい。昨年の面接点はほぼ全員が88点です。

相模原弥栄(普通) 240人→230人 -10人 1.26倍(昨年/1.49倍) 

ここも少し減りました。内申が115で340点台が1次選考のボーダーラインでしょう。320点台は残念な結果になりそうです。2次選考のボーダーも350点前後と考えられます。340点台の得点をとる生徒が集中するでしょうから、できればもう少し得点を上乗せしておきたいです。昨年の面接点は91.25点~92.50点です。

松陽高校 311人→319人 +8人  1.15倍(昨年/1.22倍)  

それほど増えませんでした。内申が110を越えていて330点前後が1次選考のボーダーラインでしょう。内申が低くて2次選考勝負になりそうな生徒は340点以上の得点が必要だと思って下さい。内申がない場合は350点越えを目指したいです。面接点は90点~96点で分布しています。

麻溝台高校 489人→488人 -1人  1.36倍(昨年/1.22倍)  

少し下がるだろうという予想が外れました。1.36倍とちょっと高めの倍率になっています。2次選考のボーダーは昨年よりは上がるはずです。内申が110前後で入試が320点前後という1次選考のボーダーラインは変わらないでしょう。内申が低くて2次選考勝負になりそうな生徒は340点前後の得点が必要だと思って下さい。昨年の面接点はほぼ全員が88点です。

大和西高校 326人→332人 +6人  1.19倍(昨年/1.08倍)  

こちらも思ったほど増えませんでした。海老名や座間から移ってくる、という流れはもうないのですね。内申が100を越えて290点越えが1次選考のボーダーでしょう。2次選考になりそうな生徒は300点越えを目標として下さい。昨年の面接点はほぼ全員が90点です。

麻生高校 314人→345人 +31人   1.08倍(昨年/1.07倍)  

予想通りに昨年とほぼ同じ倍率になりました。内申が90を越えて入試が260点前後が1次選考のボーダーでしょう。2次選考になりそうな生徒は270点以上を入試の目標点としましょぅ。ここは面接点で大きく差がつきます。60点という生徒が多いですが、40点や71点という生徒もいます。対策をしっかりととりましょう。

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