県立高校10校を統廃合
一昨日の新聞の記事です。
神奈川県教育委員会は29日、少子化を理由に2024年度からの4年間で県立高校10校を5校に再編・統合することについて、対象校を明らかにした。県議会文教常任委員会に計画案として報告した。統合予定の高校は、田奈(横浜市青葉区)・麻生総合(川崎市麻生区)、旭(横浜市旭区)・横浜旭陵(同)、横浜桜陽(横浜市戸塚区)・永谷(同市港南区)、藤沢清流(藤沢市)・深沢(鎌倉市)、小田原城北工業(小田原市)・大井(大井町)。
国と県では私立高校の授業料の無償化を進めています。表にあるように世帯年収が700万円未満の場合は授業料456,000円が補助されます。この後こうした補助は拡充していくようです。
詳細は https://phsk.or.jp/common/pdf/gakuhi_leaflet.pdf
少子化の中、私学への助成が厚くなっていけば県立高校に進学する生徒は減っていきます。現実に今春の高校入試でも多くの県立高校が定員割れをしています。また、工業科などの専門学科の不人気、N校などのネット高校の人気からの定時制高校の不人気もあります。こうしたことから県立高校の削減がおこなわれるわけです。
miyajukuの近くでは「藤沢清流」と「深沢」の統合があります。「深沢」をなくして「藤沢清流」に統合するとのこと。27年度からと記事にありますが、こうして統廃合が発表されると現中3生が受験する来春入試でも倍率に大きな影響がでてきます。「藤沢清流」を受験しようと考えている中3生は注意が必要です。
もうひとつ付け足すと「二俣川看護福祉」の看護科を普通科に改編するとのこと。専門学科の不人気からでしょうが、個人的にはとても残念です。miyajukuからも今までにこのコースで看護師になっていった生徒が何人もいます。早い段階で将来の方向性を決めてしまう時代ではないのでしょう。