県教委から発表になった来春入試の選考基準の注目点をまとめました。

【以下の文章の要約】神奈川県の公立高校入試では、「学校成績」「当日得点」「特色検査」の配分が学校ごとに異なり、来春入試の比率が発表されました。配分によって内申1点の価値が変わり、5:5なら約3.7点、4:6なら約2.96点、3:7なら約2.22点に換算されます。たとえば内申重視なら市が尾や弥栄、当日重視なら海老名や座間が有利です。進学重点校はすべて4:6:1で統一されており、志望校選びでは配点比率や特色検査内容を見極めることが重要です。詳細は ↓ を読んでください。

神奈川県教委の選考基準のページ

https://www.pref.kanagawa.jp/documents/63368/00_senkoukijun.pdf

選考基準というのは「学校成績、当日の入試得点、特色検査の得点」の配分の比率です。神奈川県の公立高校入試ではこの配分の比率が学校ごとに違っていて、しかも毎年変更可能です。来春入試でそれぞれの高校がどんな比率で合否を決めていくのかが昨日発表になったということです。

たとえば、「学校成績、当日の入試得点」が「5 : 5」「4 : 6」「3 : 7」の学校では以下のような違いが出てきます。

「5 : 5」の場合(内申:入試 = 1:1)
•総合得点は、内申135点と学力検査500点を同じ割合で扱うように比重調整されます。
•この場合、135点が500点に対応 → 内申1点 = 入試の約3.7点(500 ÷ 135)

「4 : 6」の場合(内申:入試 = 4:6)
•総合得点は、内申135点を400点満点換算 × 0.4、入試500点を0.6の重みで使う。
•よって、内申135点 → 400点相当 ⇒ 内申1点 = 入試の約 2.96点(400 ÷ 135)

「3 : 7」の場合(内申:入試 = 3:7)
•総合得点は、内申135点を300点相当、入試500点を700点相当として扱います。
•よって、内申135点 → 300点相当→ 内申1点 = 入試の約 2.22点(300 ÷ 135)

まとめ
内申:入試の比率 内申1点あたりの当日点換算
5 : 5 入試の約 3.70点
4 : 6 入試の約 2.96点
3 : 7 入試の約 2.22点

miyajukuから通いやすい同じような偏差値帯の高校を比べてみましょう。

海老名高校 3 : 7
座間高校 4 : 6
松陽高校 4 : 6
市が尾高校 5 : 5 技能科の点数の高い1教科を×2
相模原弥栄高校 5 : 5

学校成績が高いけれど当日の入試に不安がある生徒は「市が尾高校」や「相模原や英高校」を、逆に学校成績はちょっと足りないけど当日の入試で勝負したい生徒は「海老名高校」や「座間高校」「松陽高校」を志願するという作戦が出てきます。

志望校を決めていくに当たってこの選考基準はとても大きな意味をもつということです。

川和高校 4 : 6 : 1
希望ケ丘高校 4 : 6 : 1 
鎌倉高校 4 : 6 : 1 
大和高校 4 : 6 : 1 

進学重点エントリー校でmiyajukuの周辺校はみんな同じ選考基準になってしまいましたね。こうなると倍率や特色検査の出題傾向などを確認し、自分がどこに行きたいかを優先にして志望校を絞り込んでいくことになりますね。

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