高校入試という名の「差別化」「選別化」
今日の午前中は「神奈川全県模試」という模試業者の入試報告会を聞いてきた。
神奈川県では独自入試を実施している高校が8校ある。来春からさらに2校が加わって10校になる。そして、この10校が数日前に県教委から発表された「進学重点校」となっている。横浜翠嵐、光陵、柏陽、外語短大付属、多摩、横須賀、鎌倉、湘南、平塚江南、小田原の10校だ。
もちろん全県1学区なのだからどこからでもこれらの学校を受験することが可能だ。いわゆる「学校選択制」の枠を広げた仕組みになっている。当然だが、全県の優秀な中学生たちはこうした学校に集まりつつある。
と同時に、学力的にはたいへんな生徒たちだけが集まる「課題集中校(教育困難校)」も増えているのが実際だ。このまま高校の二極化が進んでいくとどうなるだろう。とても恐ろしい結末が待っているように思う。
高校入試という名の「差別化」「選別化」が進んでいるのが現実なのだ。
そして、この選別にはずれてしまった子供達にほとんど再びチャンスは訪れないのも現実だ。
うーん、うなってしまう。