小学生の模試の結果
模試の結果がどんどんもどってきている。受験をしない小学生の中には、初めてこうした全国規模のテストを受ける者も多い。何しろ、偏差値と順位が出る。千人単位の同学年の生徒の中で自分の学力の位置がはっきりとわかってしまう。
小学校のテストは、出題される問題がほとんどわかっているし、出来ない問題など出題されない。結果も「よくできました」「もう少し頑張りましょう」などといった抽象的な表現に終始する。
小学生の成績をこうして数値化することに議論はあるだろう。今は、小学生だけでなく、中学生でも成績の数値化に否定的な流れがある。しかし、客観的なデータなしに、目標を持つことなど出来るわけがない。
お父さん、お母さんも、早い段階で、自分の子供が置かれている状況を数値として把握し、これからの指導の指標にしてもらいたい。結果にショックを受けるのではなく、それを冷静に受け止めて欲しい。
こんなに出来なかったのかぁ。といった印象を持たれた方が多いと思う。どんな親でも、自分の子供に対しては「期待」がある。その「期待」が実際よりは「良く」子供を見せてしまう。それはしかたがない。
でも、現実は厳しい。まだ、ちゃんとした勉強をはじめたばかりなのだからしかたがない。というよりも、この段階で気づいたのだから「吉」としましょう。ここからです。