小学生の算数

今朝も受験クラス小6の授業から。算数は「濃度」の問題。ある食塩水に他の食塩水を加えたときの濃度の問題が中心。このレベルまではすんなりといきたいのだが、なかなかそうもいかない。例題を説明し、類題を解かせる。今回は同じ類題を3回解かせた。彼ら、彼女らに「一回やった問題を何度もやる」ことの意義を理解してもらうことも目的のひとつ。

とにかく学校での学習では「わからない問題」にぶつかることはまれだ。99%わかる問題しかやらない。「割合」の単元の学習でも、250グラムの5%は? という問題はやるが、250グラムの5%と120グラム2%を混ぜると? という問題はやらない。つまり二つ以上の式を立てる問題を学校の授業ではあつかわないのだ。

線分図を描いたり、わかりやすく絵にしてみたり、ましてや面積図を書いたりする問題などやるはずもない。想像力をはたらかせないと具体的なイメージを作り出せないような問題にはまったくぶつからない。これで中学に進学して数学に対したときにどうなるか・・・ 考えていないだけではない、圧倒的に演習量も足りていない。計算力さえ身につかない指導になっている。

お父さん、お母さん。とにかく学校の算数の教科書を手に取ってみてください。それがどれだけうすっぺらなものか。学習塾に行かないと学力はつかない。悲しいことだがそれは全くの現実だ。同時に、私立中学を受験していく生徒との学力差もまた大きくなっていく。

miyajukuでは、公立中に進学する生徒にも、「想像力」を使う問題演習と、計算力をつけるための演習はおこなわせます。

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