センター試験7割

今年のセンター試験の様子がはっきりとしてきた。明日までには平均点などの数字がきちんとわかる。今の時点で、国語、英語、日本史が難しかったようだ。英語の筆記も文法問題が難解だったと思われる。文系6教科7科目、理系5教科7科目の合計で2%~3%のダウンになりそうだ。

それでも、7割り近い得点が中堅の国公立大でも必要になる。MARCHレベルの私大へのセンター利用でも8割は必要だ。そうした大学に進学できる実力があることが、人生のすべてではない。しかし、センター試験で7割の実力、というのが18歳時点での学力のひとつの到達目標なのでは、と私は考えている。

この目標に到達できる生徒は実際にはそう多くはない。

センター7割の実力。それをわかりやすくイメージしてみる。中3段階で受験する神奈川県の入学試験問題。この250点満点の試験で230点以上の得点が出来る実力。その実力で高校に進学し、高校でもそれ相応の努力をして到達できるのがセンター7割、といったところだ。旧学区のトップ校である大和高校の高3生。その中の1割の生徒かな、イメージとして7割こえられているのは。座間高校ならば数%。大和西なら数人。そんなところだろう。

学力というのは「積み重ねていく」しか身につけようがない。「1週間で完成」や「1か月で偏差値20アップ」なんて奇跡は起こることはない。とにかくひたすらに積み上げていくだけのものだ。

中3生に伝えておきたい。目の前にある入試に向かっていくことがどれだけ大事なことか。それは、こうした「具体的な目標」を見据えたときこそが、今までの自分の殻を打ち破るチャンスだからなのだ。ここで殻を打ち破れないと、高校3年間も全く同じ轍を踏み、3年後はセンター5割の自分にしか到達できない。

わかってもらえるだろうか。

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