センター攻略“マル秘テク”
いつもの土曜日の開始です。この土曜日もあと3回で終わり。小6受験生、高3受験生とはお別れが近づいています
さて、センター前の最後の国語の授業です。
いろいろと伝授したい「わざ」があります。
たとえば、問1の論説文の最後の設問は「全文の趣旨を問う問題」です。この選択肢では、「全文の要旨の内容を持つ選択肢」or「いくつかの段落を通して要旨を述べている選択肢」のいずれかが正解になる確率が高いです。逆に言うと、「一部の段落の要旨を述べている選択肢」は誤りである可能性が高い、ということ。
たったこれだけのことでも、選択肢を選ぶ基準として知っているのと知らないのでは、大きな「差」になってきます。この小問の配点は8点。この8点を取るか取らないかは、受験全体の成否にも関わってくるといっても過言ではありません。
マル秘テクのひとつでした。たいしたことないか
中3生にもくどいように言っているのですが、生徒たちは問題の難易度を
選択問題 < 記述問題
だと勘違いしています。できない生徒ほど選択問題を解くのに時間をかけません。
確かに、記述問題は解答できない場合があるのに対し、選択問題は必ず解答を書くことができます。しかし、作問する側は、巧妙な「わな」を選択肢の中に張り巡らせているのは当然のことです。記述問題以上に時間をかけ、わなにはまらない細心の注意とともに解いていく必要があるのです。
とにかく、出題される問題の傾向と解きかたをもう一度丁寧にシミュレーションしましょう。
最後にもう一度
本文全体についてふれている選択肢が正解である確率が高い
という法則は頭の中に入れておきましょう。