塾の財産
先日、父母面談をしていて、あるお母様からこんな言葉をいただいた。
「○○中学の説明会で個別相談をしていただいたんです。どちらの塾にお通いですか? と聞かれたので、miyajukuです。とお答えしたんです。そうしたらあちらの学校の先生が、そうですか、miyajukuに通われているのでしたら、しっかりとそこで勉強して受験していただけたらきっと合格できますよ、とおっしゃって下さったんです。正直、とってもうれしかったです」
miyajukuなんていうちっちゃな塾の名前は、学校の先生は知らないだろう、とお思いだったのでしょう。当然のことだと思います。それほどちっちゃな塾ですから。
公立高校の先生方と学習塾が親しくすることはできません。でも、私立の中学や高校の先生方とは親しくおつき合いいただくことが可能です。それならば、出来るだけmiyajukuから生徒が進学する可能性のある近隣の私学の先生方とはパイプをつくっておこう、というのがふだんからの私の考えです。それが仕事だと思っています。
自分の通っている塾を受験する学校の先生が知っている、というのは、受験生の親御さん、受験生本人にとって、心強いことだと思うのです。大手の塾は、何をしなくとも、学校のほうから足を運んでくるので関係を結べるでしょう。私の所のようにちっちゃな塾は、自らが足を運んでいって、地道に人間関係を作っていかねばなりません。そうしたひとつひとつがこの塾の何ものにも代え難い財産でもあるのです。
と同時に、miyajukuを卒塾して、いろいろな学校に進学していった生徒たちの頑張りもまた、これから受験していくmiyajukuの生徒たちの頑張りにつながっています。そうしたつながりの「輪」もこの塾の財産なのです。