とにかく書く感想文講座
夏講習と言えば、今年の受験学年でない小、中学生の国語の授業はちょっと変わった内容とした。「とにかく書く感想文講座」というものだ。
夏休みの宿題に必ずでる「読書感想文」。確かに本を読む機会を子供に与えたい、という趣旨はわかるが、感想文を書かせることでかえって本嫌いを増やしていないだろうか。それならば、塾でしっかりと感想文の書き方を教え、文章講座をやってあげよう、そんなことを考えて、夏講習の前半の国語の授業を「とにかく書く感想文講座」とした。
学校の作文の授業の悪いところは「とにかく自由に書きなさい」といった指導にならない指導だ。「自由に書け」といわれて「わぁ、自由に書いていいんだ」と喜ぶ子供はいるわけない。算数や数学の問題を解くのと同じで、作文にも How To がある。その How To を教えもせずに「自由に書け」は無責任だ。今回は、きっちりと「感想文の書き方」を子供たちに教えたいと考えている。
夏休みの宿題がまだはっきりとしていないので困ってしまうが、とりあえず今年の課題図書から小学生、中学生ともに2冊ずつを選んだ。この2冊のいずれかを生徒にはあらかじめ読んでもらい、読書感想文講座を1時間×5回程度おこなっていこうかと予定している。
そんなわけで、私も今年の課題図書を読んでいます。せっかくですので、次回から1冊ずつ本を紹介をしていきます。miyajuku塾生のみんなは、私のこのコメントも参考にして自分の読む本を決めて下さい。