尾瀬での体験学習
今年の体験学習は「自然環境と人間」というテーマで尾瀬探訪をします。規制があるので鳩待峠まで上がれるバスが25人乗りまでですから、定員を25人にして募集をしました。何人の生徒が応募してくれるかな、と思っていたのですが、キャンセル待ちが出るほどの申し込みでした。
よく他塾の先生から「先生のところの生徒さんは元気ですね」言われるのですが、確かにその通りかもしれません。学習塾でこうしたイベントをおこなっているところも少ないですが、それはイベントを企画しても参加者が少ないからなのだと思います。そういった点では、miyajukuの生徒たちは元気で、前向きな姿勢が強いのかと思っています。
今回は山小屋泊まりでちょっと遠くまで行くことになるので費用もそれなりにかかります。小屋とお弁当+バス代までで15,000円ほどになります。この費用を負担いただくご家庭にも頭が下がります。こどもたちは負担してもらえる幸せを知らなければなりません。付け加えますと、塾としては大赤字の企画です
今回の体験学習ではいろんなことを学ばせたいと思っています。
まずは、電気も水道も携帯の電波もない山の中での一夜です。多くの生徒にとっては初めての体験になるでしょう。そこから都会での文明生活の便利さと、それを当たり前のように過ごしている自分を見つめ直して欲しいです。また、尾瀬という場所は、つねに環境破壊と背中合わせにあった場所です。今も多くの人たちの努力でその環境は守られています。何で山小屋では石けんが使えないのか。たったそれだけのことから見えてくるモノはたくさんあります。
今回は、山の鼻ビジターセンターにてスライドなどを利用したレクチャー。尾瀬沼ビジターセンターでは自然観察会をお願いしています。これも良い学習になるはずです。中学生は理科の宿題になっている「理科新聞」を今回の尾瀬行きで完成させたいですね。小学生も自由研究の宿題があれば、それを仕上げることが出来るはずです。スケッチ帳も持っていきますから、植物の絵を描くのも良いです。晴れていれば満点の星の観察も出来ます。
楽しみですねぇ。