とに書く感想文

夏の講習がスタートした。いきなりエンジン全開、というわけにはいかないので、開始当初はゆっくりと進んでいくスマイル

午前中の小6普通クラスの授業では、「とに書く感想文」講座の第1回の授業もおこなった。まずは、彼ら、彼女らの感想文に対するイメージを払拭する。

「読書感想文というのは、本を読んだ感想を書くんじゃないんだよ」
「おもしろかった、とか、悲しかった、なんて感想を書いてもしかたがない」
「君たちがノートの余白に描く絵があるでしょ。あれと同じような感想文を書いたってしょうがない。コンクールに出す絵を描くつもりで感想文を書こう」
「算数の応用問題を解くのに“解き方”があるように、感想文にも“書き方”というのがあるんだ」
「今回はその“感想文の書き方”を丁寧に授業していくから、そのとおりに書いていけば“人に読ませたくなる感想文”がゼッタイに書けるよ」
「ある意味で、うけをねらわないといけない。読む人を『ずげぇ』って思わせるような書き方が必要だ。そんなテクニックも伝授する」
「読書感想文は、読書を通じて変わった自分、というものを書かないといけない。本の内容を書くのではなく、本を通じて発見した自分自身のことを書くのが読書感想文なんだ」

・・・・・ こんな話を続けていく。

さて、具体的な作業に入る。文章を書く上で何よりも大切な、材料を集めることとその集め方だ。感想文ならば、まずは以下のような材料集めから進めていく。

本を読んで自分が「あれっ」って気になった部分、心に波紋がうまれた部分、があったとする。まずはそこに付箋を貼っていく。
   ↓
その「あれっ」っていう気持ちは、書かれていることに対して「賛成、反対、疑問」のどの観点からのものなのかを考え、付箋の色を変えておく。
   ↓
さらに、どうして賛成(そうだ、その通りだ!)、反対(ちがうよ、何でそんなことするの!)、疑問(そうかなぁ?)なのかについて、その理由をメモにとっていく。

今日の授業ではここまでをレクチャーした。ここから先は企業秘密(笑)になるのであまり詳しくは書かない。とにかく今回の講習で、感想文の書き方のイロハ(これは作文の書き方のイロハ)でもあるのだけれど、それをしっかりと教えていきたい。

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