評定5のパーセント
T中3年生の期末試験の結果が戻ってきた。みんな頑張った。結果もある程度満足できるモノだ。ただ、テストの結果が評定とどう結びつくのか今の絶対評価では全くわからないので、実際の成績表を見てみないと何とも言えない。不思議なことだが、絶対評価というのはそうしたものだ。
何しろ、5段階評定の評定5が何パーセント、と決まっていないのだ。県のホームページに発表されている表を見ても、学校ごとにばらばらだ。1.4パーセントから38パーセントまで幅広くわかれている。おかしなことだ。1.4パーセントしか5をつけない先生に習っている生徒と、38パーセントも5をつける先生に習っている生徒とでは、大きな「差」がうまれてしまう。
それが絶対評価だ、と言ってしまえばそれまでだが、この評価が高校入試の資料になるのだから解せない。入試というのは客観的であるべきなのに、主観的な絶対評価の数字を資料として使うのだ。どうしてこんなヘンな制度をそのままにほっておくのだろうか。同時に、声をあげて「おかしい」というお父さん、お母さんが少ないのもわからない。
まぁ、T中は、県内でも有数の「ゆるい評価」をつけている学校のようなので、評定5が1.4パーセントしかいない、なんてことにはならないとは思うが。願わくば、どうせ絶対評価なのだから、4割ぐらいに5をつけてしまって欲しい
お父さん、お母さん、絶対評価ってこんなものなのです。つまり、学校の評定は、子供さんの本当の意味での「学力」を示していないんです。そのことはしっかりと理解しておいててください。今時の評定5というのは、昔の評定5とは全く違うのです。
県内の学校ごとの評定のつきかたは 神奈川県教委のホームページ に公表されています。(PCのみリンク)