先の先を考えた学校選択
今日も午前中から教材の作成、印刷、製本といった作業を延々と続けています。今しばらくはこんな忙しい状態が続きそうです
中3生の面談をしながら、とにかくお母さん、お父さんに伝えたのは、先の先を考えた高校選択にしてください、ということでした。高校入試までは4か月ですが、大学入試までだって3年とちょっとなんです。そんな先のことよりまずは高校入試を、という声が聞こえてきそうです。でも、だからこそ、その先を考えた選択へのアドバイスこそ親の務めだと思うのです。
県立高校はどこも金太郎飴です。トップ校だろうが、底辺校だろうが、教えている先生はグルグルと移動しているだけです。トップ校に良い先生が配置されている、なんてことはありません。また、学校の特色を出そうにも、どの学校にも均等に予算が割りふられているわけで、上位校に厚く予算措置がとられている、なんてこともありません。学校の設備はどこも同じです。
何が違うか。それは集う生徒が違う、ということです。県立高校の違いはこの一点だけです。あえて言えば、その学校に集ってきた生徒たちの積み重ねた歴史が違う、ということも付け足しておくべきでしょう。伝統校には過去に積み重ねてきた厚みがあります。それもこれも、どんな生徒が集う学校なのか、といった点に関わっています。
良い県立高校とはなにか。それは集う生徒たちによって決まってくるのです。学校選択に困ったら、学校説明会になんか足を運んでもダメです。生徒たちが活動している様子を見に行くことです。グランドの外から部活動の様子を見る。登下校時の生徒の様子を見る。そんなことが最もその県立高校を知る機会になります。
高校の3年間はその子の将来の基礎を築きます。良い学校を選択し、その学校に進学できるチカラをつけましょう。先の先を考えた学校選択をしましょう。