克己
克己
と言う言葉を知っていますか?
「こっき」と読みます。漢字から意味を推察できるはずです。「おのれに打ち克つ」ということです。自分の感情や欲望などをおさえて夢や目標に向かっていくことです。
ボクシングの選手が試合前に減量し、ひたすらに勝利を目指してトレーニングする姿。箱根の険路をチームの勝利のために歯を食いしばって登っていくランナー。
受験も自分に打ち克つことが出来るかどうかが合否をわけます。受験というきっかけで、自分の心がいかに弱いか。そしてその心を乗り越えることの困難を誰もが知ることになります。
克己心を持つということは、今の自分に満足していないから可能なことです。自分を高めたい、という心があるからこそ、自分の中にある弱い心に打ち克ちたいという欲求が生まれてきます。
目標の中学に、高校に、大学に合格したい。その目標が高ければ高いほど自分との闘いは厳しいものになります。でも、その目標を達成した後に自分の中に残る「克己心」は一生ものの財産となります。
挑戦すること。そのことでしか「克己心」を育む手立てはありません。
受験生たち、頑張れ