親の覚悟
子育てでもっとも大切な事ってなんだろうか。
こんなたいそうな書き出しをしてしまったが、私自身、それほど自慢できるような子育てをしてきたわけでもないので、このことについて言える立場にはない。ただ、たくさんの生徒を指導してきて、たくさんのお父さん、お母さんを拝見してきて、ある一定の法則があることは知っている。
大切なことは 親が覚悟をもって 子供に接する
ということだ。覚悟、といってもそれほど大変なことではない。一度決めたことは守り通す、または守らせる、といったことだ。あのときこう言ったのに、今日は違うことを言っている、といったことが続くと、子供は親の言うことを聞かなくなってしまう。ちょっと理不尽でも、決めたのだから、といった対応が必要なのだ。
夏休みも中盤に差しかかろうとしている。夏休み前に「こんなことは守ろうね」と約束をしたことを守らせているだろうか。えっ、そもそもそんな約束もしていない、というのではダメですよ。子育てって、子供と約束をし、それを守らせていく、といった作業のルーチンワークでもあるからです。
何かの機会にはゼッタイに「約束」をすること。そして、それを守らせること。学力がなかなか伸びない。伸ばすためには何が必要か。それは「小さな約束」とその実行なのです。私が塾で日々おこなっている指導も、言ってみれば同じことを繰り返しているだけ。生徒と約束し、それを必ず実行させる。
子供を見ると親の覚悟が見える。大げさに言えば、子供そのものが親の覚悟のたまものなんだと言えるわけです。少なくとも私はいつも子供たちの向こう側にいるお父さん、お母さんを見ています。
親の覚悟。そのことをちょっと考えてみて下さい。
ちょっと厳しかったかな