体験授業の生徒

10月、11月のこの時期、塾をお探しの方が多い。昨日も、今日もお問い合わせのお母様と入塾についての面談が入っている。体験授業の生徒さんもぽつぽつとある。ただ、この体験授業というのが難しい。

たとえば、中学生の授業。塾は基本的に学校の進度よりもかなり先を進んでいる。どうしてかというと、学校というのが全く計画性がなく、定期試験前に「怒濤のスピード」で進度を進めがちだからだ。来週の定期試験でもそのようなことがどの学年でもおこっている。したがって塾ではあらかじめ予想される範囲を先取りし、丁寧に繰り返して学習させるようにしている。

体験で入ってきた生徒は学校の進度でしか学習していない。いきなり先取りの範囲の授業を受けることになる。そうすると、「あの塾の授業は学校の勉強にあっていないし、ちっともわからない」ということになってしまう。当然、入塾後は個別に未収範囲をフォローしているわけだから、途中で入塾しても何の問題もないのだが。

また、塾には「厳しい空気」が流れている。当たり前の話だ。生徒は塾に勉強に来ているわけで、遊びに来ているわけではない。ピンと張りつめた空気があって当たり前だ。ただ、学校の授業にはそうした空気はないようで、体験授業に来た生徒は「あの塾は厳しい」ということになってしまう。別に鬼の形相で授業をやっているわけではない。笑いもあるし、冗談も飛び交う。だが、それらはすべて「真剣に取り組む」という前提があってのことだ。

いろんな意味でmiyajukuの敷居は高いのだろう。体験授業を受けた生徒の3人に2人はそのまま来なくなってしまう。といって、体験授業の生徒がいるからいつもと違う授業にする気持ちは全くない。それに、そうした生徒たちに「是非とも入ってください」といった後追いの電話をすることもない。塾に入るのは「縁」を結ぶことだと思っているからだ。「縁」は追いかけるものではない。「縁」は必然で結ばれる。そして、「縁」を結んでいただいた生徒には精一杯のことをする。それが私のモットーだ。

とりあえず、公立中(つき中、南林間中)進学のための小5クラス、小6クラス、私立中受験のための小5クラス、高校受験のための中2クラスには空きがあるので、miyajukuにご興味のある方は早めにお問い合わせください。ただし、今週と来週は試験直前のために体験授業は受けません。あくまでも「今いる生徒」が中心ですから。

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