社会の学習が大変だ
後半講習の中休みの1日。といっても、そろばんの授業があり、私自身も明日以降の授業準備があるので仕事中です。
中学の教科書が一昨年に大改訂された。ゆとり教育からの転換と言うことで、どの教科書もボリュームがかなりアップした。
そんな中で、社会の地理分野の学習が重たい。中2が4月から地理を学習しているが、単元名だけをあげてみると次のような構成になっている。
1 日本の地域構成
2 世界から見た日本の姿1 日本の地形、気候の特色など
3 世界から見た日本の姿2 日本の人口分布、資源・エネルギーなど
4 世界から見た日本の姿3 日本の産業、世界との結びつき、交通など
5 九州地方
6 中国・四国地方 ・・以下、それぞれの地域ごとの学習。
何が大変かというと、都道府県名も、日本の地形のおもな概観もまったく頭に入っていない生徒たちに、いきなり「おおざっぱに日本全体の産業やら気候やら交通やら」といったことを学習させることだ。
出来れば、九州地方からひとつずつ進んでいき、それが終わった段階で全体像のまとめ、と進んでいく方が効率的だと思うのだ。概観をつかむという作業は思った以上に生徒たちの負担になっている。
嫌になってしまっている生徒が多い。何しろどこまで学習する必要があるのか全くわからない。教科書の学習だけでも膨大な量の勉強が必要になってしまう。切り捨てようにも、テーマが多すぎて、まるごとひとつのテーマを切り捨てる以外に手段がない。
とにかく、都道府県名と地域区分、おもな都市名、山脈や川、湖といった地形の概観などをしっかりと覚えさせるところからはじめているが、これがなかなか身についてくれない。小学校でも部分的な学習ばかりで、都道府県名さえしっかりと勉強してきていないからだ。
うーん、社会の学習が重たすぎる