継続こそすべて
中3生には毎日メールで、社会と理科と英語の一問一答問題を送っている。各5題ずつ。全部で15問。たったこれだけのことだが、11月から続けているので「塵も積もれば山となる」ということで、3ヶ月で各教科ごとに450問ずつ。かなりの復習が出来たはずだ。
予想演習をやっていても、「あっ、これ、この前のメールで来たヤツだ」なんてことも多くなってくる。人間の記憶というのは、紙の上で見たものと、画面で見たものは違うところに入っていく。すき間時間を利用するとともに、効果的な記憶でもある。
ここ2週間は、「超速まとめイオン」やら「入試に出る法律」やらといった、こんなくくりで学習すると良いんだけど、といったテーマでもメールを送っている。これはこれで、ノートに書き出して覚えている生徒もいれば、プリンターで打ち出して確認しているものもいる。スマホであれば、画面も大きいので、そのまま確認も出来る。
プリントで配っても良いのだが、デジタルデバイスの学習への利用法も身につけて欲しい、といったこともある。ちょっとした時間を見つけて勉強する大切さ。机に向かって、例えば数学の問題に集中して取り組む勉強とは違った「学習のHow To」を知って欲しい。
いずれにしても、勉強というのは「少しずつ、少しずつの積み上げ」でしかない。学習塾に通ったからといって同じことだ。短期間でグンと伸びる方法などない。私に出来ることは、ひたすらに「少しずつ」の積み上げを後押ししていくことだけだ。
と同時に、今の中3生たちのように、自分から進んで勉強していく姿勢がないと学力は伸びない。この子たちだって11月のはじめから今と同じだったわけではない。勉強のしかたや、受験勉強と今までの学習の違いなどを話し、彼ら、彼女らが目覚めるのをひたすらに待ち続けた。
今の中3生は11月末の彼ら、彼女らとは全く違う。
一問一答問題は入試当日の朝まで続けていく。継続こそすべて。