大学入試センター試験

まずはスキーバスの事故でお亡くなりになった方々に心から哀悼の意を表します。

今日からの大学入試センター試験で大学が休講になるのを利用してのスキーツアー。楽しいはずの時間が暗転してしまいました。春からの社会人としての活躍。新年度からのゼミでの活躍。様々に未来をもっていたはずの若者たち。ご遺族の方の無念の気持ちを思うと、新聞の文字を追うことさえできませんでした。本当に無念だったでしょう。合掌です。

さて、

今日から大学入試センター試験です。miyajukuの高3生3人も挑戦です。ここで、大学入試センター試験の初歩的なおさらいです。

今日のセンター試験を受験する学生は全国で56万人。国公立大学の志願者は原則としてセンター試験を受験する必要があります。といっても、56万人が国公立大の志願者ではありません。今ではほとんどの私立大学が「センター利用方式」をとりいれていて、私立大学の志願者もほとんどが今日のセンター試験を受験します。

センター試験はすべてマーク式で基礎的な出題です。国公立大に進学したい生徒は最低でも各教科の平均で75%以上の得点率を必要とします。また、75%の得点率だと、私立大学では日東駒専のレベルがやっとクリアできるラインです。早慶上智(慶応にはセンター利用はありませんが)のレベルをセンター利用で合格するには9割以上の得点率が必要となってきます。

国公立大のセンター試験の利用は様々です。miyajukuの高3生I君が第一志望とする首都大学東京のある学部の場合、全体で1000点満点の入試のうちセンター試験が4教科6科目で700点をしめます。残りの300点が2月に実施される個別学力試験でのものです。しかもそのうち200点は面接での得点なので、学力検査はほぼセンター試験で決まる、ともいえます。逆に、センター試験の得点が個別試験に比べて低い大学もあります。

そんなセンター試験ですが、2020年に大改革が予定されています。こちらについては、テーマの中の「2020年 大学入試が大きく変わる というよりも日本の教育がかわる!?」をクリックしてみてください。

いずれにしても、センター利用ひとつとっても今時の大学入試の仕組みは複雑です。高校生では塾に通わない生徒がほとんどですが、本当のところ、高校生こそしっかりとしたアドバイサーがいないと、進路選択をあやまることになってしまいます。高校入試はほぼ単線ですが、大学入試は複雑な複線になっている、ということを保護者の方は知っておいてください。

私立中入試まで土曜日は3回。公立校入試まで5回。あと、3回、5回と考えるのではなく、まだ3回、5回あると考えていきましょう。まだまだ伸びます。得点は伸ばせます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次