高2生の三者面談
先週から新高2生の三者面談を続けている。いろんな話をする中で、保護者の方がびっくりされるのがつぎのような話題だ。
今年の数学の先生はどうなの?
ダメです。
どんなふうにダメなの?
とにかく説明が教科書に書いてあることを読んでいるだけなんです。しかも、遅いので、自分で読んだ方がはやいぐらいです。
そうかぁ。塾での学習量を増やさないといけないなぁ。
アクティブラーニングなどといって、学校全体で取り組んでいるところもあれば、あいかわらずの一方通行の授業で、生徒が理解しているかなど気にもしない授業があることも事実です。そうした授業にぶつかってしまった場合はどうしようもありません。
昨年までは朝補習なんかもしっかりやっていたのに、今年になってすべて消えてしまう。結局は、昨年の担当の先生が頑張っていただけで、学校としての取り組みではなかった、などという例もたくさんあります。
もちろん、学校として数学や英語は学力別に編成して、ひとりひとりがわかるように、といった取り組みをしている学校もあります。週末課題を出して、生徒の学習を後押ししてくれる学校もあります。ただ、その逆に、クラスのほぼ全員が寝てしまうような授業があるのです。
小中学校については保護者の方も授業に関心を示しますが、高校になると全く関心を持たなくなってしまうことが多いです。内容が難しくてわかりづらい、ということもあるでしょう。それでも、ちょっとでも関心をもっていただき、こどもさんに「学校の授業どうなの?」と質問するぐらいはしてみましょう。なんとなくの理解でかまいません。こどもさんの状況を知る意味でも大切なことかと思います。
そして、必要に応じて塾を頼ってください。