来春高校入試では答案用紙を返却する?!
まず、来春の入試日程です。
2月15日(水) 学力検査、特色検査
2月16日(木)・17日(金) 面接、特色検査
1月28日(火) 合格発表
ただし、この日程も県教委のホームページに(予定)とあるように、6月末まで確定ではないようです。どうしてこんなにバタバタしているかというと、今春の入試でおこった「採点ミス」への対応があって、例年よりもいろいろと変えることが出てきているからです。まぁ、入試の日にちが前後に1日ずれても、受験には何ほどの影響もないですが。
影響が大きいと思われるのは以下の2点です。
* 解答用紙にマークシートの導入
* 答案を各自に返却する
これらについては、今朝の神奈川新聞が報道しました。県のホームページ等ではアナウンスされていませんので、確定なのかどうかは判断しきれません。ただ、かなりの覚悟で、今回のような採点ミスを二度とおこさない、という意思はあるようなので、実現しそうだと言うことです。とにかくもう少し様子を見たいと思います。
もしもこの2点が実現すると、入試を変える可能性があります。まず、マークシートが導入されるからといって、記述問題がなくなる、ということではありません。前にお話ししたように、選択問題の部分の解答のみをマークシートにする、ということです。とはいっても、解答用紙の変更により、記述問題の出題に制限ができて、などということもありえます。
それよりも影響が大きいのは、答案用紙の返却です。採点ミスをなくすことに努力はするが、もしまたあったとしても、答案用紙を早い段階で返却すれば、生徒自らが採点ミスを発見できる、という配慮なのでしょう。ただ、答案用紙を返却すると、記述問題の採点がどのようにされたかがはっきりわかります。
出題の段階から、かなりしっかりとした方針で記述問題を作っていかないと、あとでトラブルがおこる可能性が大きいわけです。また、記述問題は各高校ごとに採点の基準も違うはずです。上位校なら文字のミスは1つにつきマイナス1点でも、下位校は何カ所でもあわせてマイナス1点などといったぐあいです。それも統一するのかどうか。
いやいや、県教委の方たちは、夜も眠られない日が続くのではないでしょうか。
また、各高校の来春入試での選抜基準も出ているのですが、こちらも(案)となっています。いつもならば、周辺高校の基準についての分析をするのですが、6月末に確定するとのこと。その段階でまとめていきたいと思います。
しばらく情報収集にアンテナを張っておきます。とりあえず、21日に最終的な会議があるとのこと。いろんなことはそこで確定するようです。