志願変更
高校入試で志願変更をするかどうか。何人かの中3生が悩んでいます。ご家庭にも全員に現時点での倍率から考えた合格可能性についてメールにてお知らせし、気になる場合は電話でもお伝えしました。今年は月曜日からが志願変更期間なのでたっぷりと時間があります。ただ、そのことに気をつかってしまい、勉強がおろそかになってしまっては本末転倒です。しっかりと考え、きっぱりと区切りをつけて学習をしましょう。
倍率が出たからといって、一次選考ラインはほとんど動きません。動くのは二次選考の部分です。学校成績が受験校の80%ラインを越えている生徒は、倍率のことでドタバタとすることはまったくないのです。きっちりと目標の入試得点をとるだけです。学校成績が足りず、二次選考ねらいで受験する生徒は、倍率が出てしまうと予想していたボーダーが上がります。合宿以来の自分の得点率をしっかりとみて、希望的な思いを排して、志望校をしぼり直すことです。
高校入試はセイフティネットとして私立の併願がされています。こちらは落ちることはありません。ですから「必ず高校生にはなれる」ことは決まっています。そのことをどう考えるかも志願変更のポイントになります。県立高校がダメだったとき、自分が私立高校に進学することを想像できるか、ということです。また、家庭として、私立高校に進学することが許されるかもきちんと考えなければなりません。私立校に行ったからといって、塾予備校に頼らずに大学受験をすることは不可能だからです。いずれにしてもその部分の費用はかかってしまいます。
最後は、何が前を向いた選択になるかです。しっかりと前を向いた選択であれば、五分五分の受験だって良いのです。また、志願変更して、高校に進学してからもう一度しっかりとやり直す選択も良いのです。とにかく、しっかりと考えましょう。お父さん、お母さんも、しっかりと自分の意見を子どもさんにぶつけましょう。そして、一緒になって考えてください。
あと11日です。