夫は外で働き、妻は家庭を・・・
男女雇用機会均等法が施行されて30年がたちます。また、男女共同参画社会基本法ができて20年が経とうとしています。まだまだいろんな意味で、働く女性の環境が良くなっていないところはたくさんあるでしょう。それでも、さすがにこれだけの年数が経過すると、変化が出てきているはずです。
たとえば、男は外で働き、女は家庭を守る、といったモデルの崩壊です。
下の図は内閣府が調査した「夫は外で働き、妻は家庭を真似るべきである」という考え方への賛否を聞いたものです。
このグラフのことをどうこういいたいのではなく、男女の仕事の上での立場はどんどん同じになってきていて、「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきである」なんてことが不可能になっている、ということです。この「不可能になってきている」という点を親の世代はしっかりとわかっておくべきではないかな、と思うのです。
新卒で就職したとき、男の子も女の子は賃金は同じです。その後の昇進、昇給も、まだまだ差別がある部分はあったとしても、基本的には同じです。逆に言うと、男の子がひとりで家庭を支える収入を得ることは難しく、必然的に夫婦がどちらも働くことが必要になってくるわけです。それが今の時代ですし、これからはもっともっとそうした傾向が強くなるでしょう。
まだまだ「家の子は女の子だから」とおっしゃる保護者の方が多いのも事実です。でも、女の子が働かなくてすむ世の中ではなくなってきています。男の子がそれだけの稼ぎを得ることが出来なくなっているからです。男女が基本的に同じ立場で働く世の中なのです。
女の子もしっかりと稼げるように、また、稼げる仕事に就けるように勉強をしたいですね。もちろん男の子もです(^^)