miyajuku周辺高校の様子 大和高校
miyajuku周辺高校の様子を何回かに分けて書いていきたいと思います。
先ずは「大和高校 http://www.yamato-h.pen-kanagawa.ed.jp」です。
大和高校についての最大のニュースは、学力向上進学重点エントリー校になってことでしょう。来春入試では大きな変更はないものの、平成31年度(現中2)が受験する年から「特色検査」が実施されることになります。特色検査の比率がどれだけになるかは今のところわかりませんが、これが受験生の動向にどう影響するかは今から考えておかねばならないでしょう。
大和高校の特徴は、横浜など地元以外からの生徒が多い、ということです。横浜46%、相模原13%、大和12%、川崎7%となっています。これが大和高校の倍率を押し上げていて、H29年度1.47倍、H28年度1.6倍、H27年度1.44倍と、毎年のような1.5倍近い高倍率となっています。来春入試でも1.5倍前後の高倍率は間違いありません。ただ、この倍率も今年までで、H31年度はぐっと落ち着いた倍率になるはずです。
というのも、大和高校の高倍率は、川和高校の難易度が上がり、横浜北部の田園都市線沿線の生徒たちが大挙して受験してきていることが原因です。この生徒たちが特色検査の導入でどう動くでしょうか。たぶん、特色があるのなら、という理由で他の学校に志願先を変えていくのではないかと想像します。ですから、H31年度以降は、以前の大和高校のように落ち着いた入試になるのでは、と予測しています。
学校は楽しいようです。大和高校に通っている生徒はみんなそう言います。それだけ学校行事もさかんにおこなわれていて、みんなで盛り上がっているのでしょう。突出した部活動はありませんが、それなりにしっかりと活動しているようです。女子生徒の割合が多いのも大和高校の特長です。駅チカの県立高校というのはそうした傾向になります。また、PTAの活動が盛んで、大和高校に子どもさんを通わせたお母さまは「大和高校のファン」になってしまうようです。
この春の進学実績は国公立大が「東京工業/1名(1)、首都大学東京/6名(6)、九州大/1名(1)、横浜国大/11名(9)、横浜市立大/6名(4)、電機通信大/3名(1)、埼玉大/2名(2)、東京学芸大2名(2) ( )は現役で内数」というもの。主な私立大は「早稲田/40名(38)、上智/14名(14)、立教/37名(36)、青山/31名(29)、法政/76名(60)、慶応/9名(8)、東京理科/6名(4)、明治/87名(79)、中央/44名(39)」です。
来春入試では、学校成績が120/135以上で、入試得点が390点以上は必要だと思われます。倍率次第では400点越えも必要になってくるかもしれません。ここまで高いのならば、地元の生徒、とくに男子生徒は厚木高校を選択しますよね。それが地元の生徒が少ない原因でもあるのでしょう。ただ、厚木高校には特色検査がある。その特色を大和高校もH31年度からはじめる。志願者動向が激変する気配があります。