今年の県高校入試のボーダーについて 厚木高校/鎌倉高校/松陽高校/藤沢清流高校/大和西高校
県教委から今年度の公立高校入試の志願倍率が発表になっています。
http://www.pref.kanagawa.jp/docs/dc4/prs/koko/documents/0130bessi03.pdf
先日も書きましたが、この倍率は「志願者÷定員」の倍率で、この後の志願変更で倍率は動きます。また、その後も「志願取り消し」「欠席」と減る人数もあるので、このままの数字ではないことを理解しておいてください。
さて、miyajukuの中3生に関わりの深いところを中心に倍率の読み方を書いていきます。
厚木高校
募集人数/358人 志願者数/452人 倍率/1.26倍
昨年 志願変更した生徒/-34人 受験後の取り消し者数/11人
実質倍率 2019年/1.27倍 2018年/1.23倍 2017年/1.22倍 2016年/1.23倍
数字を見てわかるように、毎年のように1.2倍ちょっとの倍率です。今年もまったく同じです。海老名高校の倍率が1.13倍とかなり低いので、ある程度の人数がそちらに志願変更して最終的には1.2倍程度になるでしょう。昨年度並みの入試の難易度だとすると、2次選考ラインのボーダーは390点。内申が130で入試得点380点、特色検査が70点あたりが1次選考の合格ラインでしょう。受験者は400点越を目指すべきです。
鎌倉高校
募集人数/318人 志願者数/389人 倍率/1.22倍
昨年 志願変更した生徒/-16人 受験後の取り消し者数/1人
実質倍率 2019年/1.41倍 2018年/1.17倍 2017年/1.31倍 2016年/1.32倍
校舎の建て直しが響いたのか、隔年現象なのか、それほど高い倍率にはなりませんでした。このあと、湘南高校の倍率が1.70倍と高いのでそこから移ってくる生徒はいるかもしれません。ただ、大船高校も1.17倍と低い倍率なので、そちらに動く生徒もいたりして、結果的に1.2倍ちょっとになるのではないかと予想します。昨年度並みの入試の難易度だとすると、2次選考ラインのボーダーは360点。内申が115で入試得点350点、特色検査が60点あたりが1次選考の合格ラインでしょう。受験者は370点越を目指すべきです。
松陽高校
募集人数/278人 志願者数/331人 倍率/1.19倍
昨年 志願変更した生徒/-1人 受験後の取り消し者数/0人
実質倍率 2019年/1.23倍 2018年/1.17倍 2017年/1.33倍 2016年/1.18倍
それほど高い倍率になりませんでした。全体に横浜中地区の各高校の倍率が低いです。希望ヶ丘/1.11倍、瀬谷高校/1.13倍などです。光陵高校だけが1.38倍ですが、これも昨年が1.67倍ですからそれほど高くはありません。ということで、松陽高校もほぼこのままの倍率で推移するでしょう。昨年度並みの入試の難易度だとすると、2次選考ラインのボーダーは320点。内申が110で入試得点300点あたりが1次選考の合格ラインでしょう。受験者は320点越を目指すべきです。
藤沢清流高校
募集人数/278人 志願者数/346人 倍率/1.24倍
昨年 志願変更した生徒/+2人 受験後の取り消し者数/4人
実質倍率 2019年/1.29倍 2018年/1.38倍 2017年/1.06倍
単位制の普通科高校はここのところ人気です。今年も各高校ともそれなりの倍率になっています。ちょっと気になるのは湘南台高校の1.81倍というおそろしい倍率です。この生徒たちが志願変更でどこに動くかです。ある程度は藤沢清流にも流れてくるかな、と考えておいた方が良いでしょう。最終的には昨年と同じような1.30倍と予想します。昨年度並みの入試の難易度だとすると、2次選考ラインのボーダーは245点。内申が90で入試得点240点あたりが1次選考の合格ラインでしょう。この学校は面接点で大きく差がつくので、面接対策も万全にしてておきましょう。
大和西高校
募集人数/278人 志願者数/260人 倍率/0.94倍
昨年 志願変更した生徒/-12人 受験後の取り消し者数/1人
実質倍率 2019年/1.29倍 2018年/1.27倍 2017年/1.11倍 2016年/1.27倍
何が起こったのでしょうか。大和西高校が現時点で定員を割っています。このあと、座間高校/1.51倍や湘南台高校/1.81倍の生徒たちが志願変更してくるでしょうから、最終的には1.1倍代の倍率にはなるでしょうが、いずれにしてもそれほどの倍率は立たないでしょう。昨年度並みの入試の難易度だとすると、2次選考ラインのボーダーは290点。内申が110で入試得点280点あたりが1次選考の合格ラインでしょう。