2024年春 周辺高校からの大学合格実績 その1 国公立編(公立高校)
2024年春のmiyajuku周辺高校からの大学合格実績 その1 国公立合格編(公立高校)です。「サンデー毎日 4月21日号」から抜粋
横浜翠嵐、湘南、柏陽、厚木は進学重点校です。とはいっても、横浜翠嵐と湘南が頭ひとつ抜け出しています。東京大学こそ横浜翠嵐が44名で湘南が20名ですが、京都大、北海道大、東北大などの旧帝大、東京外語大や東京工業大、一橋大などの最難関国立大には湘南の方が多く合格者を出しています。湘南の一橋大24名はすごい数字ですね。
柏陽、厚木、川和も国公立大に90名〜100名の合格者を出しています。基本的に国公立大は1校しか受験できないので、合格者=進学者と考えて良いでしょう。現浪あわせてこの合格実績はすごいものがあります。進学重点校として様々な恩恵を受け、学校としても努力している結果なのでしょう。
進学重点エントリー校を見てみましょう。小田原、県相模原、大和、希望ヶ丘、横浜平沼(なお小田原は進学重点校に格上げされています)です。どの高校からも東京都立大、横浜国立大、横浜市立大といった地元の公立大学を中心に20名〜40名の合格者を出しています。この中でも、大和高校、鎌倉高校が41名と多いです。高校入試で高倍率が続いている2校です。切磋琢磨して勝ち得て進学した高校でモチベーション高く勉強をしているのでしょう。
そこから下は見ての通りです。市が尾と海老名が地元の公立大学に16名、8名と合格者を出していますね。この2校もやはり高校入試ではいつも高倍率がでる高校です。高校入試での倍率と国公立大学への合格者数はある意味では比例関係になっているともいえますね。これらの学校では一年次に理科3科目(物理基礎、化学基礎、生物基礎)のうちの3科目or2科目を必修とするなど国公立大への進学を前提としたカリキュラムを組んでいるなど、進学にチカラが入っていることも確かです。
2025年春からは国公立大の受験は従来の5教科7科目から6教科8科目が基本となります。新たに「情報」が加わり、さらに数学は「ⅡB」が「ⅡBC」となったりも国語に1問新傾向の問題が増えたりと改革されていきます。今まで以上に国公立大への進学を考える受験生は、1年次からしっかりと国公立大への受験を考えた学習をしていく必要があります。学校のカリキュラムに頼る部分も大きいです。
神奈川県の公立高校はほんとうに頑張っていると思います。中学生は「目指せ進学重点校」「目指せ進学重点エントリー校」です。小学生で中学受験を考えている生徒も、神奈川県の公立高校はむかしのそれとはまったく違っているということを認識の上で学校選択をすべきでしょう。良い公立高校はたくさんあります。