生成AIのこれから その1

今日はEDIX https://www.edix-expo.jp というイベントに行ってきました。教育総合展という名がついているように、教育に関わる様々な企業がブースをかまえた展示会です。とくに教材・コンテンツに関わる展示がわたしの興味の中心です。デジタルドリル・教材、教育アプリ、オンライン教材などです。STEM教育や教育DXなども最新のトレンドを知ることが出来ます。

コロナ禍前に行ったときには、小さな会社がたくさん出展していたのですが、今回はおっきな企業や代理店が中心で以前はたくさん出展していた小さなITベンダーはまったく姿がありませんでした。また、以前は「プログラミング教育」がトレンドだったのが、今回はほとんどみあたらなくなっているなど様変わりしていました。

わたしが知りたかったAIを利用した教育関連の出展もめぼしいものはほとんどなく、ちょっとがっかりといったところでした。そんな中、下島さんという個人のエンジニアの方と待ち合わせていろんなお話しができたことが大収穫でした。そんなお話を忘れないうちにまとめておきます。

下島さんは生成AIの出力の精度を上げる仕組み作りに取り組んでいらっしゃいます。たとえば、動画の授業を生成AIで読み取らせて、その動画から問題を出題させる仕組み。また、いくつかの記事を生成AIに読み取らせてブログの記事を作らせるなどです。ChatGPTなどで同じようなことをさせることはできますが、満足度は70㌫のものが出力されます。下島さんはその満足度を「なるほど良いね」というレベルまで上げる仕組み作りをしているのです。

どんな仕組みかというと、生成AIを複数利用するそうです。ひとつのものを作り出すのに、人間がチームを作って役割分担するように、生成AIを複数使って役割分担をさせるのだというのです。なるほどなぁ、と思いました。ただ、ここから生成AIのこれからの問題点も見えてくるというのです。生成AIを利用するにはお金がかかります。その生成AIを複数使えば当然費用もたくさんかかります。良い成果物を得るには良い生成AIを使う必要もあります。

つまり、これからは生成AIに対してどのぐらいの対価を支払えるかで格差が生じてくるというのです。

いやいや勉強になります。 → つづく

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