「こころ」を育てられない日本の教育

昨日の新聞に「中3の生徒が学校での進路面談中にいなくなり、家に灯油をまいて放火した。」という記事がありました。生徒は進路について悩んでいた、とのこと。

まるでゲームのようにいろいろなことをリセット出来る、と思っているかのような事件が頻発しています。家に放火すればすべての現実がいったんクリアされ、新しい現実がスタートする、とでもこの生徒は思っていたのでしょう。

「現実」と「空想」の境界線が曖昧な世の中です。ゲーム世代の子供達にとってはなおさらでしょう。自分の手で感じられる現実、そんな体験よりも、映像で知った現実の方がずっと多いのだと思います。

小・中学校では、「ゆとり教育」で授業時間数が減り、さらに「学力低下」が叫ばれる中で教科学習の時間を確保することに追われています。体験学習や集団での活動などがどんどん削られているのが現実です。

「こころ」が育たない、「こころ」を育てることができない教育が今の日本の教育の現実です。本当に何とかしないといけないのですが・・・

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