伸びる生徒
塾に入ってきて伸びる生徒とはどんな生徒でしょうか。何よりも「素直」な生徒が成績を伸ばします。「素直」という表現でないなら「柔軟性のある生徒」と言い直してもいいでしょう。逆に、かたくなに自分のやり方に固執する生徒はなかなか結果を出せません。例えば、ノートに「小さな字」でぎっしりとかき込む生徒がいます。私は「ノートは無駄に使え!」という指導をいつもします。「無駄」というのは、「頭にあることは文字にしてみよう」「とにかく頭を動かす前に手を動かそう」という意味です。学習が停滞している生徒ほど、手を動かそうとしません。いきなりワークに答えだけ書いて終わり、というパターンがほとんどです。学習というのは、間違えた分だけ伸びるものです。それも、間違えた原因を自覚した場合です。したがって、ノートに自分の学習過程を残していかなければ成績は伸びようがないのです。「素直」な生徒はすぐに実践してくれます。数週間後には見違えるようなノートを取れるようになります。しかし、「頑固」な生徒は、いつまでたっても、小さな字で、区切りもなく、ぎっしりと、答えだけのノートを取り続けます。こうなってくると私との根比べ、戦いになっていきます。どちらがおれるか(私は絶対に折れませんが)