仕事と給与

電車で読むアエラを買おうと思って立ち寄ったコンビニでプレジデントの記事が気になって買ってしまった。おもしろいもので、自分の子供の成長とともに興味の向く分野が変わってくる。息子はまだ大学1年生だが、“就職”というキーワードがここのところの私の興味をひいてしまう。息子も、“就職”というキーワードでいろいろな質問をしてくるようになった。

塾で子供達を指導している、という立場上からも、こうした世の中の動きに興味を持つことは大切かとも思っている。そして、だんだんと、入り口からの視点ではなく、出口からの視点に自分自身の目線が変わっていることにも気づかされる。中学入試も高校入試も大学入試という視点から考えるべきだし、大学入試は就職という視点から考えるべきかもしれない。

もちろん、学校での教育というのはそうした“即物的”側面だけでとらえるものではないこともわかっている。

ざっと読んだだけだが、こんな記事はみなさんもショックを受けるのではないだろうか。1997年に年収が300万円以下だったサラリーマンが32.3%だったのが、2006年には38.8%と増えていること。1997年以降、サラリーマンの年収は減収し続けていること(2006年度で434万円)。パートと正社員の年収格差は383万円にもなること(なんと一生涯では1億6429万円の差が出る)。大卒と高卒の年収格差は237万円もあること。給与は45歳をピークに下がり続けること・・・・ などなど

どんな仕事にめぐり会えるのか、というよりも、どんな仕事を自らの力で手に入れるのか、そのために一所懸命に勉強をしているんだ、そんな側面をもっと追求していきたいと思っている。

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