都道県名を小学生で学習することになった
このニュースに注目して欲しい。
お父さん、お母さん方は、今の小学校では、都道府県名とその位置を学習しないことをご存じだっただろうか? 都道府県名を覚えることは「つめこみ教育」だということで、小学校の学習から削除されていた。それを中教審が復活させることを決議したというニュースだ。また、弥生時代から教えていた歴史も縄文時代から教えることにする、などと「脱ゆとり」への舵取りがおこなわれつつあることがわかる。
昨年の11月のブログに書いたが、寺脇研が文科省を去った段階でこうした転換は予想されてはいたが、このあと、少しずつ、少しずつ、「知識をしっかり教える」という本来の教育に戻っていくことを願っている。
私は「調べ学習」が大切ではない、といっているのではない。47都道府県がわからないで、地理の調べ学習ができるだろうか? という疑問を投げかけている。きちんとした知識を教え、同時に自ら進んで新しいことを学ぶ姿勢を身につけさせる。それが学校教育だと言いたいのだ。
知識を身につけること、覚えること、これを今の「ゆとり教育」は軽視しすぎている。それをやっと中教審が理解しはじめた、ということだろう。