恐怖の“ピッピ”システム
このメビウスには、各学年、各教科ごとに膨大な問題データベースが入っています。例えば、小6の社会だけでも、電話帳が数冊分になる問題が登録されています。この問題を、単元別、教科書別、入試出題校別、難易度別に抽出してプリントアウトする事が出来るのがメビウスという学習システムです。
今朝は小6受験生の理社の授業です。この時期は最後の仕上げの段階です。先週の授業時に「宿題問題」を渡しています。社会は「鎌倉~戦国」、理科は「ものの燃え方」の単元です。その答え合わせをして、同じ単元から「確認チェックテスト」を出題してやらせます。このチェックテストにの解答用紙にはバーコードがついていて、間違えた問題をリーダーで読み取ります。この時「ピッ、ピッ」と音がするので「恐怖のピッピシステム」になるのですが
間違えた問題をやり直させ、つぎにPCから間違えた問題の分野から「弱点対策問題」を出力してやらせます。この回数や間違えの項目それぞれから何題ずつ出題するかも設定できるのですが、私は1項目ずつ2回までにしています。とにかくここから先は、1人ずつ違った問題になっていきます。
すばらしいシステムには違いないのですが、とにかく手間がかかるし、プリントの枚数も膨大なものになってしまいます。4科受験の小6生は4人だけなので、何とかなります。とにかく入試日までこのやり方で「出来ない分野」を見つけ出してつぶしていく方法をとります。
まぁ、メビウスの利用方法はまだまだ他にもたくさんあります。とくにこの時期からは大活躍していきます。その分、紙がどんどんなくなっていきますが今回はオーソドックスな利用法だけを紹介しました。このスーパー学習システムとはもう20年近くのつき合いです。ただ、このシステムは高級外車一台分ほどの金額になります。経営の観点から考えると「・・・」のシステムですが、子供達の学力アップには使えるシステムです。