勉強はしているのだけれど

時間をかけて勉強をしているのだけれど、なかなか結果が出てこないときがある。とくに入試に向かってカウントダウンがはじまったこの時期にそうした状況になると苦しい。長い準備期間を続けてきた生徒によくにありがちな状況だ。

勉強の成果というのは目に見えにくい。それでも、高校受験なんかはとってもわかりやすい。そもそも短期決戦だ。受験勉強をするのは11月末から2月の末までのたった3か月。0からスタートするから学習の成果がどんどん見えていく。見えるから楽しくなるし、やる気も上がってくる。何よりも、到達点がはっきりと見えるのが高校受験の特徴だ。公立の問題は5教科250点満点で、250点さえ取れる可能性のある易しい出題だ。

問題は中学入試と大学入試だ。どっちも準備期間がとっても長い。中学受験について言えば、小4から準備し始めるのが普通だ。しかも、毎週or毎月のペースで偏差値の出る試験をやっていて、自分の成績の推移をはっきりと目にし続けている。大学入試も似たようなものだ。しかも、いずれも到達点が見えにくい。受験する学校の難易度によって問題は全く違うし、出題内容も学校での学習などまったく関係ないレベルの高いものになる。やっても、やっても、ゴールは遠い。というよりも、やればやるほど、ゴールの遠さを実感してしまう。

さて、こうした「時間をかけて勉強しているのに成果がちっとも出ない」という悩みに陥った場合はどうすれば良いのだろうか  【つづく】

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