線分図

比の問題をやっていて線分図を描く様子でその生徒の算数(数学)の実力がはっきりとわかる。

線分図そのものを描かない子は論外だが、問題はその線分図の長さだ。2:1なんて長さはわかりやすいが、多くの問題は9:5なんていう微妙な長さになることが多い。出来る生徒はきっちりと9:5になるような長さの線分図を描く。出来ない子供は長さがとってもビミョーなのだ。下手をすると9:5の5の方が長かったりする。

もちろん授業の時から作図に定規は使わせていない。実際の試験の際には定規は持ち込めないからだ。定規無しでもきれいな線分が引けて、きっちりとその線分を比に分けられるようでなければダメだ。

問 姉と妹が持っているお金の比は9:5です。スーパーで姉と妹の金額の比が11:5になるように買い物をしたら残金が二人とも200円になりました。二人はいくらずつ出しあって買い物をしましたか。

こんな問題を小6生たちはやっている。私立中受験の生徒にとっては基本問題、公立中進学の生徒にとっては応用問題だ。もちろん学校ではこんな問題はやらない。実際、どれだけの中学生がこの問題からしっかりとした線分図を描き出せるかとっても疑問だ。

算数(数学)はイメージ力だと私は思っている。問題文を読んで、それをどれだれ自分のイメージとしてとらえられるか。そうした力を養っている勉強だと思っている。「算数(数学)なんて出来なくても生きていける」という子供がいると、私はこうした話をしてあげている。

今やっている勉強で、大人になって役に立たないモノなんてひとつもないんだ。