計算能力の低下

子供達の計算能力の低下は年々ひどくなっているように思える。小6生で、8と15と30の最小公倍数を考える問題になると多くの子供達がパニックになってしまう。1桁×2桁のかけ算、それも8×15のような簡単な暗算ができない。繰り上がりを頭の中で計算することが出来ないのだ。といっても、学校では3つの数の最小公倍数を扱うことはないので、さらに問題は深刻になる。1桁×2桁のかけ算を暗算でしなければならない体験さえ持たないまま小学校を卒業していく。

結果、中1生の多くが-7-14あたりの計算で戸惑うようになってしまう。とにかく足し算でも引き算でもかけ算でも、繰り上がりや繰り下がりがあると頭の中で計算することが出来なくなってしまう。小数の四則演算もひどいものだし大きな数の計算も頭の中でできない。とにかく計算演習の絶対量が足りないのだ。

一昨日の新聞に、教科書の厚さを倍にするように文科省が検討している、といった記事があった。確かに今の学校の教科書は「単元の内容説明」だけで終わっていて、演習するにも問題数があまりに少ない。副教材でドリルを使えばよいのだろうが、教科書だけで演習までカバーした方がのぞましい。

この夏講習に参加している生徒たちには、出来るかぎりたくさんの「問題演習」に取り組ませたい。自分で解いた問題の数だけ自分の学力がアップするはずだ。