ノーゲーム、ノーテレビday

福岡市のある市教委が「ノーゲーム、ノーテレビday」をもうけ、その日は各家庭でテレビ、ゲームは控え、その時間を親子の会話や読書に充ててもらう、というニュースがあった。行政側からこうした提案をせざる得ないほど、家庭での子供に対する管理がずさんになっているのだろう。子供はあくまで子供。時間の管理は大人が教えてあげなければならない。1週間に2時間、などとゲームの時間を設定し、ホワイトボードにグラフを描いて毎日ゲームに使った時間を書き込ませる。1日で2時間分を使い切ってもかまわない。毎日20分ずつで6日間としてもかまわない。そんな中で時間の管理のしかたを覚えさせていく。

同時に会話の機会を増やしたい。前にも書いたが、東大に合格した子供の家庭の7割が1日30分ほどの会話を子供と持っていた、ということだ。別に東大に合格させた家庭がえらい、といっているのではない。今朝のニュースにもあるように、子供が親を、親が子を殺すなどという悲惨なニュースが続いている。細かな原因はわからないが、親子も1対1の人と人。コミュニュケーションがとれていなければ共同生活もスムーズにいかない。

お母さん、お父さん、子供さんの友達の顔が何人思い浮かびますか?

私も自問してみた。さすがに大学生の息子の人間関係はわからないが、高校から親しい友達は数人はわかる。つき合っている女の子の名前は知っている。高3の娘は、家に友達を連れてくるのでその子たちはわかる。クラス関係、部活関係、その他で数人ずつは顔と名前が一致する。二人とも自分のことはよくしゃべるので、とりあえずは何に気持ちが向かっているのかは大ざっぱには把握している。

会話は「聞き上手」になることが大切だと思う。私はこうした仕事をしているので、自然と「聞き上手」になっているのだろう。みなさんも是非とも「聞き上手」になってあげてください。それと、「ノーゲーム、ノーテレビday」を週に1日もうけてもいいかもしれませんね。

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