今の小学生は
薬のおかげで花粉症の症状そのものは大分おさまっている。身体中の花粉を洗い流したくもあり、今朝は水泳トレを1.2kmほどやってきた。
さて、国語力の低下、などということが言われて久しいが、現状は大変なモノだと思う。算数の問題文さえきちんと読めない生徒がたくさんいる。
たとえば、下の問題は今回miyajukuで使っている新中1の春期テキストの問題だ。
小数を1つずつ書いた3枚のカードA,B,Cがあります。Aのカードの小数は1.5です。Cのカードの小数は、Aのカードの小数の0.6倍で、Bのカードの小数の1.5倍です。B,Cのカードの小数をもとめなさい。
何という問題ではない。しっかりと読めば、Cのカードは1.5×0.6=0.9となり、Bのカードは0.9÷1.5=0.6ということになる。が、この問題が出来る小6生は少ない。多くは「先生、この問題の意味がよくわかんないです。」という。「わからない」のではなく、「読んでいないし」「考えていない」というのが実際だ。
今の小学校の学習の最大の問題点がここにあると思う。しっかりと問題文を読み、自分で考える力がつちかわれていない。「わからない」で思考停止してしまう。それですんできてしまっているのだ。
新中1には、こうした「ちょっと考えないと出来ない問題」を中心に3月は授業を進めていく。