県立高前期選抜試験

朝の電車には中学生がたくさん乗っていた。今日から県立高校の前期選抜試験の願書受付がはじまる。

前期選抜試験は各高校が定めた定員の20%から50%の間の人数枠をあらそう試験だ。合否は調査書や面接などを総合的に判断する、とされているが、ほぼ学校成績だけで決まる。たとえば、県内トップの湘南高校は、学校成績がすべて5がそろっていないと合格はできない。すべて5でも落ちる生徒が出る。限りなく低い可能性だが、4が1つまでが合格可能性があるラインで、4が2つあれば厳しい言い方だが“受けてもムダ”なラインとなる。どこの高校も同じようなものだ。

私は、miyajukuの塾生には「前期は無視」という指導をしている。なぜなら、前期選抜試験は学校成績だけで決まること。自分の頑張った努力が生かされないこと。さらに、前期で合格をしようとすれば、志望校を1ランク、または2ランク落として志願するしかないこと。などが理由になる。

どの学校も、その志願者の下半分はつぎのランクの学校の上半分と重なっている。miyajukuの生徒たちは、自分の学校成績で上半分に属する学校を受験するのであれば、ひとつ上のランクの高校を志願していくチャレンジャーたちだ。後期選抜には、学校成績の関係ない「当日の試験だけ」で合否を決める枠さえあるのだ。

昨年の○○君など、95/135の内申で大和高校を志願した。この内申では大和高校よりも数ランク下の大和南高校しか前期では合格できない。後期選抜でも「入試だけでの選考」で合格を目指すしかない。○○君はひたすら頑張り、見事に後期選抜で大和高校に合格した。

といっても、中学の先生はとにかく早く合格を決めさせたがる。1ランクも、2ランクも落として「どうせ県立高校なんかどこへ行っても同じですよ」といった変な理屈をつけて合格させたがる。さらに、多くの子供達が「早く決めたい」という心理におちいり、前期での合格を目指す。クラスによっては、後期を目指す生徒は数人しかいない、という状況も生まれる。

だから苦しい。

が、逆に考えれば、みんなが前期で決めていってくれれば、後期の入試は楽になるわけだ。そう考えてみてはどうだろうか。とにかく我慢しろ。嵐の過ぎるのをじっと待て。