お母さんへのお願い

小学生の生徒が塾に通い始めるとこんなことを母親にいう子が多い。

「ちっともわからないしょんぼり

ここでお母さんの対応がわかれる。子供の言い分を鵜呑みにする方と、わからないといっている内容をきちんと分析される方だ。

今の小学生は、学校の学習では「わからないこと」にぶつからないままで来ている。「わかること」しかやらされてないので、「わからないこと」に慣れていないのが現実だ。とにかく「わからない」という状況にならないように、ならないように毎日の授業が進んでいる。そのことをまずはお母さん方にわかっていただきたい。

でも、勉強というのは、「わからないこと」にぶつかることで、それを乗り越えることではじめて力がついていく。「わからないこと」にぶつからないことには何もはじまらない。

子供が「ちっともわからない」という状況を作り出してこそ、学習塾の指導ははじまる。だから、この最初の段階で、「そうなの、せっかく塾に行ってもわからないんじゃしょうがないわねぇ」とお母さんに頷かれては、塾の指導はなり立たなくなってしまう。

わかない、と子供が言い始めたときこそ、勉強のスタートラインだということ。その「わからない」をひとつひとつ「わかる」に変えていく作業こそが勉強であり、「わかる」の先にはまた別の「わからない」が待っていること。ある意味で、果てしない「わからない」を見つけ続けていくことこそ学習なのです。

お願いです。お母さんには是非ともそのことを知っておいて欲しいのです。