塾長、地理が全くわかりません

今朝も1.2kmの水泳トレ。週3回のジムがよいが復活して、体調も良いグッド 花粉症の症状もおさまってきたので、そろそろ陸トレを再開する予定。今年の夏は3泊4日のテント縦走を計画している。今から体力作りに励むつもりウィンク

さて、中3は「実力模試」を実施している。中2までの範囲をどれだけ理解しているか、また、自分の相対的な位置はどこにあるのか、そんなことを4月スタート時に確認させておきたい、という目的がある。昨日は、理科と社会をおこなった。

T君が、「塾長、地理が全くわかりませんしょんぼり」と泣きを入れてきた。「しかたないよな。お前たちの△△中は、学校で地理は全くやってないもんな」と・・・ そうなんです、T君が所属する△△中は、中2で地理をまったく学習していないのです。「歴史と地理をいっしょにやると混乱するからやらない」と、社会科の担当教師は言っているそうです。

この地域は、社会はザブトン型といって、中1.中2で歴史と地理を並行しておこなっている。中1の地理は良いのだが、中2の地理の教科書が非常に授業がやりにくいのは確かだ。昔のように地域ごとではなく、「世界と日本の生活と文化」とか「世界と日本の資源と産業」などといったテーマ別の学習内容になっている。だから、どの中学も、地理よりも歴史に時間配分の比重がかかりがちになってしまう。でも、全くやらないのは私も初めて体験した。

どうするのでしょうか。中3も同じ教師が持ち上がったという。しかたなく地理を学習するのでしょうが、今度は公民の授業時間数が足りなくなるのは目に見えています。結果、入試のためには塾でしっかりと学習するしかない、ということになってしまう。もちろん、miyajukuでも、学校の進度を気にせずに入試に合わせて社会の学習は進めていくつもりだが、塾の立場から言っても納得ができない。やはり、まずは学校でしっかりと学習してもらうのが基本だと考えるからだ。

親の立場から、学校のカリキュラムや進度についてクレームをつけるのは難しい。そんなことをするよりは、塾でしっかりやらせればいいわ、と多くの親は考えてしまう。ほとんどすべての先生は一所懸命にやられている。この社会の先生も一所懸命なのだろう。でも、与えられた時間の中で、与えられたカリキュラムをしっかりとこなしていくことも、仕事というものだと思うのだが。

最後に、私は学校批判をするつもりでこの記事を書いていません。今の中学校の現状をありのまま書いただけです。ご承知おきください。

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