最高の仲間たちと出会うために
今朝のスポーツ各紙は、大学日本一になった早稲田と齋藤佑樹投手のことを一面で扱っていた。「最高の仲間たちと野球をやれて本当に僕は幸せ者です。」と言って涙した齋藤投手は、やっぱり「何か」を持っているのでしょう。そんな記事をながめながら思ったことです。
どうして高校入試や大学入試で頑張って上を目指さなければいけないのか。その答えがこの齋藤投手の言葉にあると思うのです。人ってまわりの人によって育てられ、成長していくモノです。これは間違いない。まわりに「最高の仲間たち」がいれば、自分はどんどん成長していくことができる。頑張って勉強して上を目指していくのは、この「最高の仲間たち」と出会うためだからなのです。
中3生や高3生にそんなことをいってもイメージがわかないでしょう。いや、高3生はわかるかな。自分が過ごしてきた高校生活を振りかえればいいことだから。上の大学にいけばいくほど、「最高の仲間たち」に出会える確率はグンと高まっていくことを。中3生も、私がいつも言っていることです。大学進学の実績のためだけに頑張ってひとつでも上の高校を目指せ、といっているのではないのです。「最高の仲間たち」との出会いをするためにこそ、上の高校を目指すのです。
中学入試をしなければ、中学校には地域の小6生たちが無作為に集まってきます。でも、高校は違います。自分では選択したつもりはなくとも、はっきりとステージが分かれていきます。この「分岐」は、後で気づくことになりますが、とっても重要な「わかれ道」なのです。君たちよりもずっと長く生きている私ですが、高校や大学で出会った仲間たちは私の人生そのものだと言っても言い過ぎにはなりません。そうした仲間たちに出会えたことが今の自分を作っていると思っています。だからこそのアドバイスなのです。
頑張ろう
最高の仲間たちと出会う春を目指して