どうして国公立大へいきたがらないのですか?

先日の保護者会の後、ある小学生の保護者の方から質問をいただいた。

「どうしてみなさん国公立大学にいきたがらないのですか?」

周辺各高校の進学者一覧の表を見てのご質問だ。確かに、地元のトップ高である大和高校から国公立大への進学者は10名もいない。準トップの座間高校になると0名だ。

「いきたがらないのではなくて、いけないのです。そもそも国公立大学の数は少ないですし、そこにいきたい生徒は多いですからかなりの激戦になります。どの国公立大も難易度は高いです。それと、国公立大を目指すには5教科7科目の勉強が必要です。私大は2科目から3科目ですから、どうしてもそちらに流れてしまうのです。」
「それでは子供を国公立大に進学させるにはどうすれば良いのですか?」
「そうですね。まずは私立中学受験を考えてみることでしょうか。中・高一貫6年生ですと、高2ですべての学習を終えて高3では過去問演習ができます。中1から国公立を目指すように学校の仕組みができていますから。」
「つぎは6年生ですから、今からではムリですね。」
「今から4年計画で高校受験を目標にしたらどうでしょう。進学重点校の湘南高校ですと100人以上が国公立大に進学しています。」

簡単に要約するとこんな会話を交わした。こうしたことはとっても大切な一歩だと思う。毎日の学習の大切さは当然だが、その学習をどこに結びつけていくか、という視点はとても重要だ。日々のテストの得点や、出来不出来だけではなく、その積み重ねの先に何を見ているのか、それがあるのとないのでは学習の成果は大きく変わってくる。

サッカーをやっているからといって、誰もがJリーガーになれるわけではない。勉強も同じこと。誰もが国公立大や早慶上智に行けるわけではない。その線を越えられるのは、小学校で言えば、同学年の生徒の中の数名にしか過ぎない。それが現実だ。絶対評価が悪いとは言わないが、そうした評価だけではその現実から逃げていくだけになる。やはり相対的に学力をとらえることを、小学生の高学年から少しずつやっていきたい。

同時に、いつも言っていることだが、先の先を見ていきたい。だからこそ、小学生の保護者会で私は大学入試の話をする。まずはお母様がたに「先の先」を考えていただきたい。