偏差値だけではない学校選び

偏差値だけではない学校選び、という言葉がある。もちろん正論だし、それに異を唱える人もいないだろう。が、こうした言葉こそ最も疑ってかからねばならない。

生徒//偏差値だけではないって、じゃぁ、どんな基準で学校を選べば良いんですか?
先生//それは学校の教育課程や、成り立ち、教育理念、先生方の雰囲気、教育設備・・・ などなど、いくらでもあるじゃないですか。

確かに、偏差値は数字になるが、ここにあげたような項目は数字になりにくい。つまり、偏差値だけではない学校選びは、数字にならない部分をしっかりとみよう、と言い換えても良いだろう。でも、どうやったらそうした数字にならない部分を見ることが出来るのだろうか。

例えば、公立高校を選択する場合。設備はどこも同じようなもの。これは各校ごとの予算が同じだから当たり前。学校の教育方針。公立高校の場合は、学校ごとの裁量範囲は狭いからたいして違いはない。校長が一所懸命に教育理念を説いても、3年~5年でいなくなるので、統一的な方針は貫きようがない。そこで教える教員も同じこと。優秀な教員を集めている学校などない。とにかく周期的にぐるぐると転任していく。

こうやって見てくると、数字になりにくい部分って、結果的には「差」になっていないことがよくわかる。では、公立高校の違いってどこにあるのか・・・

それは集ってくる生徒

それ以外に公立高校の「差」はどこにもない。どんな生徒が集まる学校なのか、それだけが公立高校の「差」になる。高校選択にかぎって言えば、学校選択の基準は、そこにどんな生徒たちが集っているのか、それを見ることだ。

だから、文化祭、体育祭などには必ず足を運びたい。また、登下校の様子を見るだけでも良いだろう。自分が進もうとする学校なのだから、その程度の事前研究はしておこう。

同時に、やっぱり成績できれいに進学先がわかれてしまう。偏差値の高い高校には、それなりの生徒が集い、逆はまたそのような生徒が集まる。これはやっぱり事実だ。湘南高校の体育祭を見たら、誰もが「すげぇ!」って思うだろう。それだけの生徒たちが集まっている。

まずは自分の足で高校を見に行ってみよう。