あまりに素直に

昨日の話の続きです。

3つの企業のインターンシップに申し込んだ娘は、1社が合格したと昨日書きました。もう1社は昨日が連絡の来る期日でしたが、なんの連絡もなかったとのこと。「連絡がない=不合格」ということなのです。就活っていうのはこんな感じで進みます。不合格の場合はなんの連絡もないことがフツーなのです。いやぁ、息子の時になれていたとはいえ、なんだかなぁ、という感じは否めません。

入り口部分は「みんなに開いてますよぉ」と言いながら、実際のところはそんなことはない。みんなに平等にチャンスはあるようでいてそうではない。それを勘違いしてエントリーすると、20社も30社も40社も50社も落ち続ける。それも全く連絡なしに落ち続ける。人間って、何かを待っているときがいちばん緊張するわけで、精神的にはまいってしまいますよね。

高校入試や大学入試もそうですが、生徒や保護者の目に見えているモノと、実際の様子に大きな隔たりがあるのが今の時代の特徴のように思えます。きれいなものばかりが映るようになっています。「夢は実現する」と学校のパンフに書かれると、何だか本当に実現しそうに思ってしまう。今の時代はそんな錯覚を起こさせる仕掛けをつくるのは得意です。でも、夢は簡単には実現しない。それどころか、その学校を選択した時点で「夢をあきらめる」しかない、ということさえあるのが実際です。

子供たちはしかたがないでしょう。子供たちに「清濁併せ持つ世の中」を説いたところでしかたがありません。問題はお父さん、お母さんです。お父さん、お母さんはオトナです。あまりに素直に学校情報を信じるのではなく、あらゆるものを疑ってかかる「目」を持って欲しいです。世の中なんて「不条理」のかたまりのようなモノだ、といった見方で子供の進路を考えることをしていただきたいです。公立高校の学校説明会で話される校長の話は、国会での政治家の答弁みたいなモノです。ウソではないでしょうが本当でもありません。

きれいなもの、きらきらしているもの、そんなものを前にしたとき、オトナは疑ってかかる姿勢を持っているべきです。