お母さんギュッと抱きしめる作戦
あと少しです。
ここまで来ると、学習面の具体的なバックアップだけでなく、精神的なフォローも塾の大きな役割になってきます。週に数回かもしれませんが、数年間をともに過ごしてきた生徒たちです。このときのために普段から人間関係を作ってきているのです。自信を持たせ、試験に向かわせる。そんな後押しをしていきたいです。
とくに小学生です。何と言っても12歳。しかも、中学受験は当日の試験だけで合否が決まる厳しいモノ。今までどれだけ出来ていても、当日にチカラを発揮できなければしかたがないのです。彼ら、彼女らの気持ちは、試験が近づくにつれて張り裂けそうになっていることは間違いありません。
今日も、「ここからの学習は内容よりも気持ちの問題だよ」ということをしっかりと伝えたいと思っています。「神様は君たちの心の中にいる」「つまり頼れるのは自分の中にいらっしゃる神様だけだ」「自分の中にいらっしゃる神様とよく話をしながら試験にのぞもう」そんなことをいつも話しています。
それと、お母さんギュッと抱きしめる作戦、というのも小6生たちには有効かと思います。もちろんお父さんでもOKです ここぞというとき、そうですね、2月1日の朝ですか。「ここまでやってきたんだ。貴方ならゼッタイにだいじょうぶ」と、ギュッと抱きしめちゃうんです。恥ずかしがらずにやってみてください。子供は思いの方に安心するはずです。
本当ならば、中3受験生のお母様たちもそうしたい方もいらっしゃるでしょうが(笑)、もう年齢的にはムリですよね。でも、ギュッと抱きしめる代わりに、言葉やお弁当などでそうした気持ちを伝えることは大切だと思うのです。子供たちにとっては、家族の気持ちこそがもっとも支えになるはずです。恥ずかしがらずにどんどん態度に現してしまいましょう。