受験とサンドイッチ

冬期講習も4日目です。今日もテンション高めで乗り切っていきます。

さて、ここまで来るとそれぞれの生徒の「本性」というか、短いながらもここまでに積み上げてきた「人間力」というか、そんなものが「露わ」になってきます。miyajukuの良いところは、たんに「勉強」を教えるだけでなく、そうした「本性」というか「人間力」というか、そんな部分に積極的に働きかけていくところだと思っています。

それでも、やっぱり限界があります。勉強ができない子に共通することのひとつに「面倒くさがる」という特長があります。とにかく「楽して問題を解こう」とするのです。数学の問題を解く際に途中式を書こうとしない、といったことです。miyajukuに小学生から通ってきている生徒たちには、さすがに数年間の指導時間があるのでそうした「面倒くさがり」は矯正できています。しかし、指導時間が短かく、そうした「本性」を矯正できないまま受験期をむかえた生徒もいるのです。

つまり、本番間近のこの時期になってくると、普段の生活態度がそのまま生徒たちの受験に向かう姿に重なってしまう、ということです。お母様方にはちょっと厳しい例になるかもしれませんが、ひとつのエピソードとして聞いてください。

この時期は1日中の授業になることも多いです。中学受験の小6生たちのお弁当は間違いなくお母さん、お祖母さんの手作りです。こんなところからも私立中学受験が親子の二人三脚だということがわかります。中3生になるとお弁当を持参する生徒はほとんどいません。働いているお母さんも多いですし、それは良いでしょう。ただ、生徒たちがどんな選択をするかが注目なのです。

先日、A君がおいしそうなサンドイッチを食べていました。「高そうだね」とワタシの問いに「420円です」との答え。これはワタシの価値観ですが、コンビニでサンドイッチを買うのにワタシはかなりの勇気を必要とします。とっても高い、という感覚が働くからです。いや、サンドイッチを食べちゃいけない、ということではないんです。このA君は、随所に「甘やかされて育っているなぁ」といった部分があるからです。すぐにくじけちゃうんです。きっと誰かがすぐに手をさしのべる人生を送ってきているんでしょう。それがサンドイッチにつながっている。

さて、このA君を何とかくじけずに受験に気持ちを向かわせていく。英単語を覚えさせ、歴史の一問一答を解かせ、数学の証明問題を面倒がらずに書かせ・・・ となってくると、とんでもない労力が必要になってくるわけてです。やっぱり学習塾には限界があるのです。ただ、受験を通じて「くじけない心」を培っていくチャンスでもあるわけです。これはA君に限らず、すべての受験生にいえることです。

今年が受験学年でない生徒のお母様。受験というのはかくも子供の本性を露わにしてしまいます。塾のお昼に何を選ぶか。それが受験の合否を予測させてしまいます。年末の1日。子供さんの日常の習慣をもう一度チェックし直してはどうでしょう。受験直前に「露わ」になってくる子供さんの「本性」は、毎日のお母さんの子供さんへの接し方そのものなんです。まずはこの年末・年始の過ごし方でしょうか。そこからすべてがスタートするのだと思います。