入試まであと何回土曜日はあるだろうか?

いつもの土曜日がスタートです。土曜日は小6,中3,高3の受験学年が中心です。ちょっと数えてみると大学入試センター試験まで20回ほどしか土曜日はありません。私立中学入試、県立高校入試までを数えてもこれに数回が上積みされるだけです。あと20数回で何が出来るか、と考えると緊張感が出てきますね。時間に対する感覚っていうのはこうしたものではないでしょうか。

ここに1時間という時間があったとします。中1生、中3生、高1生、高3生と4人の生徒がいたとすると、それぞれの1時間が持つ意味は全く違うはずです。いや、違わなければいけないはずです。同じ中1生でも、期末試験1日前の1時間と夏休みの1時間も違うはずです。この「違うという意識」こそが時間に対する感覚そのものなのです。「濃さ」と「薄さ」といえばよいのでしょうか。密度の違いというのでしょうか。わかってもらえますよね。

もうひとつ大事なことですが、人間というのは継続的に「濃い時間」を持つことはなかなか難しいんです。息切れしてしまいます。やっぱり「濃い時間」ばかりでは疲れてしまいます。Olympicで試合をした選手が、その直後の大会で結果を出すのは難しいんです。気持ちが切れてしまっているからです。受験に対してもせいぜい3ヶ月と言ったところでしょうか。自らにムチを入れて濃密な時間に出来るのは。

ということは、そのムチを入れるまでにどれだけのものを積み重ねられるか、といったことが合否の分かれ目になるわけです。ムチを入れても0からのスタートでは成果はしれています。だからこそここでしっかりと足もとを固めていかねばなりません。

あと二十数回の土曜日の時間。私は考えています。どこまでで何をしなければいけないかを。受験生のみんなも早く私の言うことを理解して下さい。私と同じ感覚で土曜日の時間を過ごすようにして下さい。そうすれば自ずと結果はついてきます。「あと20回しかない」と「まだ20回はある」というふたつの感覚を同時にココロの中に持つことです。

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